今回は、国道と駐車場の色付けをしました。

駐車場のラインや自動車を避けながら、地面の部分に色を塗っていくため、今回はマスキングテープを使ってみました。

今回が、作品の中でマスキングテープを使う初めての試みになります。マスキングは、かなり細かい作業となり、時間がかかります。

しかし、これまでの作品では、細いラインや車などを避けながら筆を動かすので、どうしても自分の思った方向に筆を運べないことがありました。その間に絵の具が乾いてしまうこともあり、思うように表現できないことも多かったです。

その点、テープを貼るのに時間はかかりますが、マスキングテープを使うことで、思い切って筆を動かすことができます。今回はマスキングテープにかなり助けられました。剥がすときには、どんな仕上がりになっているのかを見るのも楽しみでした。(うまくしないと紙の表面が荒れるので要注意!)
今回は、体育館の横にある樹木や屋根などを描き込みました。

木は種類によって葉の形や重なり方が違うので、それぞれの特徴を表現する必要があります。さらに今回は逆光になっている木も多いため、明るい部分と暗い部分の色の使い分けに苦労しています。

少し濃く描きすぎたかな、と感じるところもありますが、ここでしっかりと暗い部分をつくっておくことで、この後に着色したときに、より立体感が出てくるのではないかと思っています。
グリザイユ2日目です。

正面玄関を入ってすぐの特別支援学級や職員室などが入っている校舎、そして体育館、駐車している車などを描き込んでいきました。

大きなガラス窓は、室内の様子が少し見えるように表現しています。
自動車は、車体の真下にできる影をしっかり描くことで、地面に安定して駐車している感じが出てきます。こうした小さな影一つでも、物の立体感や存在感が大きく変わります。

いよいよ着色に入りました。…と言っても、最初から色鮮やかに塗っていくわけではありません。まずはグリザイユ画法で、光と影を中心に表現していきます。最初に取りかかったのは、校舎の窓です。

一つ一つの窓が小さいので、窓枠を残しながら、慎重に作業を進めています。南側の校舎は廊下側の窓なので、ほぼ真っ黒になりました。

一方、西側の校舎は教室側にある窓なので、カーテンが閉まっていたり、開いていたりします。カーテンの隙間から校舎の中が見えたり、手前の校舎や教室内のものが映り込んでいたりと、一つ一つの窓の様子が違っています。

実際の写真では、ここまではっきり見えていない部分もありますが、今回は少し強調しました。


ようやくグリザイユに入りましたが、この過程も予想以上に時間が掛かりそうです。
今回は、西側の校舎と体育館の窓を描きました。

同じような窓をいくつも描いていくのは単調で根気のいる作業です。しかし、この部分を丁寧に描いておくことが、その後のグリザイユ画法で仕上げていく際にとても大切になります。

実際に描いてみると、同じように見えていた窓にも、少しずつ違いがあることに気付きます。例えば、教室前の窓と手洗い場の窓では枠の有無、大きさもやや違っていました。

普段は何気なく見ている校舎ですが、絵を描くためにじっくり観察してみると、「こんなところが違っていたのか」と新しい発見があります。こうした発見も、学校を描く楽しさの一つだと感じます。
今回で、下描きは一応終了です。次回からはいよいよグリザイユ画法に入り、影の部分を中心に描きながら、建物の立体感を表現していきます。
下描きもだいぶ終わりに近づいてきました。

前回、描いていて違和感を感じていた国道を走る自動車を、今回は全面的に描き直しました。そして、自動車の前方に影を加えてみました。これだけでも、道路の表現がずいぶんしやすくなったように感じます。

自動車をもう少し手前に配置し、数も増やしていくと、車体とその影が重なり合うことで、さらに立体感を表現しやすくなると思います。ただ、あまり近づけすぎると……「ちょっと、あおり運転みたいだな」と感じてしまいます。絵の中でも、車間距離は大切ですね。
今回は、自動車に加えて、体育館や校舎にできる大きな影、そして学校前の建物なども描き込みました。


絵を描いていると、「影をどの方向につけようか」と悩むことがあります。影の方向によって、建物の立体感の表しやすさが変わりますし、一度方向を決めると、作品全体の影の向きにも関わってきます。また、影の方向と大きさで朝とか夕方とか、時間帯も決まってきますので、影は作品の雰囲気を大きく左右する重要な要素です。
このあたりまで描き進めてくると、そろそろ空や雲をどのように表現しようかということも考え始めないといけません。
今回は、体育館の屋根やその横にある木々、駐車してある車、そして周囲の家などを描き込みました。

少しずつ学校の周りの様子が加わり、風景に奥行きや生活感が出てきたように思います。

道路にも手を入れてみました。実際に撮影した写真には道路を走っている車は写っていませんでしたが、画面の左側に道路だけを描いて遠近感を表現するのは、なかなか難しそうです。そこで、道路を走る自動車をあえて描き加えることにしました。

いろいろな資料を探して描いてみました。しかし、どうもしっくりきません。少し歪んでいるようにも見えますし、周囲との縮尺が合っていないようにも感じます。違和感が残っているので、この部分はもう少し手を入れてみます。
今回は、特別支援学級や職員室などがある北側の校舎を中心に、校舎前の植え込みや渡り廊下、そして体育館の一部を描き進めました。

画面にも少しずつ広がりが出てきました。
それにしても、校舎が大きい分、6号サイズのスケッチブックにこれだけのものを描き込んでいくのは、かなり細かな作業になります。窓や柱、植え込みなど、一つ一つの形を確認しながら描いていくため、思った以上に時間がかかります。


2時間かけても、進むのはまだこれくらいです。なかなか根気のいる作業ですが、少しずつ番城小学校らしい風景が見えてくるのが楽しくもあります。
これからも、焦らず少しずつ描き進めていきたいと思います。
今回は、正門入ってすぐにある特別支援学級や職員室などが入っている新しい校舎を中心に描きました。

この建物はガラス面が広く、おしゃれなデザインが特徴で、番城小学校を象徴する建物の一つだと思っています。正門側からこの校舎を中心にした構図もとても魅力的で、実際に、子どもたちが卒業記念として制作したと思われる学校のちぎり絵も校内には飾られています。ただ、横に大きく広がる構図となるため、スケッチブックに描く場合は空の占める割合が大きくなり過ぎるようです。

児童が主に活動する南側の校舎を中心に描くことも考えましたが、教室のように窓が規則正しく並ぶ建物は、どうしても単調な印象になりやすく、学校全体の魅力を表現するのは難しそうでした。

さて、この建物には大きな窓ガラスがあります。今回は、その窓の内側の様子まで丁寧に描き込んでいます。グリザイユ技法で陰影を付けながら着色していくことで、ガラス越しの空間にも立体感や奥行きが生まれるのではないかと期待しています。

なお、本来であれば、絵の統一感を出すためにはできるだけフリーハンドで描きたいところですが、今回は緻密な作品となってしまい、細かな部分では、線と線の間隔が狭く、手描きではつぶれてしまう箇所もあります。そのため、作品全体の仕上がりを考え、必要な部分だけ物差しを補助的に使って描き進めています。

校舎の描き込みを始めました。今回は南側の校舎を中心に描き進めています。

一つ一つの窓を描いていく作業はとても根気がいります。しかし、この窓を丁寧に描き分けることで、下描き後の着彩で窓枠とガラス面の違いが表れ、校舎全体に立体感や奥行きが生まれてくると思います。時間は掛かりますが、細かな積み重ねが、作品全体の印象を大きく左右する大切な工程だと感じています。

また、子どもたちが休み時間に元気いっぱい遊んでいる滑り台やジャングルジムなどの遊具も描き加えました。校舎だけでは少し静かな風景になってしまいますが、遊具が入ることで、子どもたちの笑い声や日常の様子が感じられる、温かみのある学校らしい風景になってきたように思います。

先日の納涼祭でも絵の紹介を楽しみにしていますと声を掛けていただきました。ありがとうございます。完成まではまだ時間がかかりますが、番城小学校らしい雰囲気が表現できるよう、夏季休業中の完成目指し、丁寧に描き進めていきたいと思います。