番城小学校の絵 その⑰
前回、背景の山を濃く描きすぎてしまったことを受けて、いくつか対策を考えてみました。
一つ目は、山の影を少し薄くすることです。すでに絵の具が紙に染み込んでいるため、水を含ませたティッシュを画面にしばらくあて、拭き取ると、ほんの少しだけ色を薄くすることができました。上は前回の山です。
↓こちらが今回。強い影の部分のみ、少し薄まりました。
そして今度は、校舎とその向こうにある山との間に広がる家々の影を、全体のバランスを考えながら少し強めてみました。これが前回
↓強めたものがこちら。
これによって、色の濃淡だけで表していた遠近感は少し弱くなってしまいましたが、絵の近景から遠景へとつながっていく感じは、以前よりも少し改善されたように思います。その他の部分も少し手を入れました。
今回の絵は、多くのものを欲張って取り込んだ構図になっています。それらを一枚の絵としてまとめることの難しさを、改めて感じました。一応これでグリザイユの着色はひと段落付いたものとします。