番城小学校の絵 その④
今回は、正門入ってすぐにある特別支援学級や職員室などが入っている新しい校舎を中心に描きました。
この建物はガラス面が広く、おしゃれなデザインが特徴で、番城小学校を象徴する建物の一つだと思っています。正門側からこの校舎を中心にした構図もとても魅力的で、実際に、子どもたちが卒業記念として制作したと思われる学校のちぎり絵も校内には飾られています。ただ、横に大きく広がる構図となるため、スケッチブックに描く場合は空の占める割合が大きくなり過ぎるようです。
児童が主に活動する南側の校舎を中心に描くことも考えましたが、教室のように窓が規則正しく並ぶ建物は、どうしても単調な印象になりやすく、学校全体の魅力を表現するのは難しそうでした。
さて、この建物には大きな窓ガラスがあります。今回は、その窓の内側の様子まで丁寧に描き込んでいます。グリザイユ技法で陰影を付けながら着色していくことで、ガラス越しの空間にも立体感や奥行きが生まれるのではないかと期待しています。
なお、本来であれば、絵の統一感を出すためにはできるだけフリーハンドで描きたいところですが、今回は緻密な作品となってしまい、細かな部分では、線と線の間隔が狭く、手描きではつぶれてしまう箇所もあります。そのため、作品全体の仕上がりを考え、必要な部分だけ物差しを補助的に使って描き進めています。